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スレッド名:
投稿ID:795713
名前:蹴人
コメント:
どこかのチームの実話が元だから臨場感無いかなぁ。
仕事的にこんな話はいっぱいあるんだけどね。

最後まで書ききらないと歯痒いので続きを




C君母の噂話が水面下で拡散している時、B君母は少し苛立っていた。
肝心の子供を出場させるような話が出来なかったからだ。
ただ、あの日以来、若手コーチとは他愛も無い挨拶程度も含めてLINEで会話していたので、会話のきっかけを作りたかった。

若手コーチは既にB君母に心惹かれていた。
30歳という年齢も、特定の女性がいない状況では毎日挨拶をする関係となってしまえば、焦がれてしまうのも無理は無い。
これまでは保護者とは一線を超えない程度の付き合いが出来ていたが、心のどこかで母親を女性として見ている事もわかっていた。
こちらはこちらで、挨拶、サッカーの話題から、色恋事の会話になるようなきっかけを作りたかった。

B君母は慰労会後の最初の練習も見に行った。
まだ、C君母の噂は表立っては広まっていないように見えた。

子供を送り、見物していると若手コーチがB君母の前に現れ、軽く挨拶をした。
この挨拶を多数の保護者が見た。

もちろんこの中にはC君母の噂を聞いた人もいた。

これを機に噂の拡散するスピードは爆発的に早まり、噂は真実へと変化することになる。

当のB君母はそんなことになるとは露ほども思っていないが、自分と若手コーチとの親密さを他の保護者に見せる事で変な満足感を得ていた。
2人で共有した秘密という事ほど、親密になれる事はなく、お互い噛み合わないが、関係性を深めるベクトルは同じだった。

その日の練習解散後、若手コーチは昔B君が忘れていった水筒がある事を思い出し、さも今日見つかったかのように、B君母に連絡をした。

初めは後日取りに行くとB君母は謝礼と同時に伝えていたが、若手コーチは、中身が腐っているかもしれないので、今すぐ届けます。帰り道みたいなものなので。と言われ、本当にすいません。それでは待っています。と、自宅で待っていた。

若手コーチが家の近くに着いたとき、旦那と子供はお風呂に入っており、B君母1人で対応した。

若手コーチも子供と一緒に取りに来ると思っていたのが、B君母だけだったので、とっさに思いが少し出てしまった。
このお礼は今度食事でも食べさせてください。
社交辞令の延長線上で済むかもしれないが、若手コーチはここで引かれたらまだ戻れると考えていた。

B君母は、チャンスと考えた。
こちらもとっさに出た言葉は、是非!だった。


続く


(俺何書き込んでるんだろう。。。)
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