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投稿ID:796277
名前:蹴人
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特定?それは大いなる勘違い
そろそろ終盤







B君母は、旦那とA君母に火傷の状況を連絡した。
旦那はちょうど帰宅しており、家の惨状を掴みきれていない時だったので、B君の状態を理解し、今日はB君母も病院に泊まることを了承した。
A君母は、無事だった事に安心し、B君母が落ち着いている事を確認したうえで、こう聞いた。

若手コーチはまだ一緒にいるの?

B君母はさっきまでの状況を思い出し、焦った感じで伝えた。

えっ、も、もう帰ってもらいました。

A君母は、このぎこちなさを不信に思ったが、事態後のこともあり、今日のところは問い詰めないようにした。

A君母は、A君がレギュラーとなったJA大会以降、C君母の無視を感じていた。
自身も、子供がレギュラー落ちとなったC君母に対して引け目もあったので、そう感じたのかも知れない。
みんなより後から入部し、決して上手くはなかったのと、よそ者扱いを受けないように、控えめにしていたので、他の保護者からは可愛がられていたし、車出しなどの役割も頼まれずにいた。
それが一気にレギュラーになって、慰労会でも話題の中心となってから、幾分空気が変わったように思う。
レギュラーメンバーではなく、JAのBチーム、つまりサブメンバーの保護者たちは、最初こそ会うたびにもてはやしてくれたが、そこにC君母が加わると、C君母を傷付けまいと会話に制御がかかってしまう。
C君母の前では、A君の話は自然と出来ない空気になるのも仕方の無い事だった。

A君母は、子供を見てあげたい気持ちと、保護者へ近寄れない空気の狭間に苛まされていた。
それでも、子供は前に比べて自信もついたのか、サッカーから帰ってくると楽しそうに練習内容を語ってくる。
今日はボレーシュート決めたとか、××君を抜けたとか、あいつに勝ちたい!とか。

子供も5年生になると、親がそばにいるのを恥ずかしがる子も多いが、A君は上手くなってる自分を見せたい気持ちも強く、本音の部分ではいつでも見に来てほしかった。

他の親との確執を怖がって、子供の希望を無視してはいけない。

と、A君母は心に決めた。
今日の見学はそんな矢先だった。

いざ、練習の見学に行ってみると、B君母と若手コーチの密会的な噂が広まっており、B君宅に若手コーチがいたりと、この短い期間で理解できていない事がたくさんあった。
A君母が知っている限り、若手コーチとB君母の間にそんな感情があったとは思えず、偶然が重なっていると思っている。
でも、噂が出回っている以上、気をつけるよう伝えてあげるつもりでいた。
B君は来週は火傷で練習来ないだろうから、当人が来なければ噂も消えるかもしれないと思い、当面はそっとしておこうと考えた。

翌週の練習日。
やはりB君は休んだ。A君母は珍しく先週から連日で見学に来た。
これがC君母や毎回見学している保護者たちからは、レギュラーになると毎回来る、と、取られてしまう。
先導しているのはC君母で、レギュラー、サブの殆どの親が、両方に在籍していたC君母の周りにいる。
誰一人としてこちら近づいてこようとはしなかった
A君母もそこには近づかず、遠くから子供を見学し、静かに泣いていた。


続く


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