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スレッド名:サッカー選手の食
投稿ID:840473
名前:蹴人
コメント:JFA栄養ガイドライン②< >学童期・思春期の栄養課題(貧血予防と改善、その他)< >はじめに< >学童期、思春期に不足しがちな栄養素として鉄が挙げられます。鉄の不足により発症する可能性がある疾患が貧血です。貧血とは酸素を運ぶ血液中のヘモグロビンが低下することです。このヘモグロビンは、酸素を全身に供給する働きがあり、ヘモグロビンが低下することで、この酸素供給が低下します。酸素を運ぶ量が減ると、筋が酸素を使って行うエネルギー産生が低下し、持久力が著しく低下します。そのため、サッカー選手(アスリート)としては、貧血状態はパフォーマンスを維持するために好ましくありません。もし貧血の状態でトレーニングを行っているとしたら、それはトレーニングでからだを強化しているのではなく、からだをイジめて弱らせているだけに過ぎないかもしれません。< >< >育成年代のアスリートは貧血になりやすい< >アスリートは、ヘモグロビンが壊れるするようなストレスがかかったり、ヘモグロビンの原料である鉄が汗などで外に出て行ってしまったりするので、貧血になりやすいと言われ、これをアスリート貧血と言います。アスリートは、栄養に十分注意して食事をとっています。それでも、約2~5%弱の貧血選手を認め、育成年代の選手では女子8.8%,男子35%の選手が貧血を認めると報告されています。ここで注目すべきことは、貧血というと女子に多いような印象がありますが、実際は育成年代では男子も貧血が高い確率で生じています。JFAアカデミー福島のデータでは中学生までの貧血は、男子も女子もほぼ同じ確率で発症していて、高校生なると貧血の発症率は低下していきます。中学年代で身長が高くなり、体重も重くなると、それに準じてからだの血液量も増やさないとなりません。そのため、からだ(骨髄)は一生懸命に血液を作ろうとして、からだの鉄が不足し、貧血になるのではないかと推測できます。したがって、からだが成長しているときには鉄の含まれている食べ物を多く食べる必要があるでしょう。< >食事からどのくらいの鉄を取ればいいのか< >食事から鉄をどのくらい取れば、十分な鉄を取ったと言えるのでしょうか。厚労省のホームページによると11-14mg/日の鉄を取ることを推奨しています。しかし、JFAアカデミー福島では1日約20mg/日程度の鉄を取るように栄養士が管理していますが、それでも貧血の選手が見られます。おそらく成長期の選手にとって、成長のある時期においては、とてもたくさんの鉄を摂取することが必要になると推測できます。しかし、現状では採血検査をせずに、その必要な接種鉄量を正確に判断することはとても困難な問題です。サプリメントを使用せずに、食事から鉄を摂取して副作用が生じる可能性はほとんどないと厚労省の「日本食事摂取基準2015年(厚労省)」で述べています(耐容上限量は40-45mg/日)。とにかく成長期のサッカー選手は、鉄を意識して食事をすることが必要ではないでしょうか。
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