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スレッド名:2024年度インターハイ予選、本戦
投稿ID:185182
名前:彩たま子
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<準優勝 西武台高校>
西武台は、初戦となった3回戦武藏越生に PK 戦で辛勝、準々決勝浦和南を1-0で下し、準決勝正智深谷に再び PK 戦の末勝利と紙一重の接戦をものにする勝負強さを発揮し、決勝 に駒を進めてきた。決勝の昌平戦では、自陣にコンパクトな守備ブロックを形成し、相手を 意図的に引き込んでボールを奪うと、一気にカウンター攻撃を仕掛ける戦術で臨んだ。試合 序盤、狙いとするカウンター攻撃から2度のビックチャンスを作り出したが、フィニッシュ ワークの精度に欠け、得点を挙げることができなかった。その後、CK から先取点を奪われると、技術力で上回る昌平に主導権を握られ、前半だけで3失点を喫してしまい、苦しい展 開となった。後半になると、前線の選手が高い位置からアグレッシブにボールを奪いにいく 守備に変更し、試合の流れを引き寄せようと試みるが、昌平の多彩な攻撃を抑えることがで きずに得点を許し、リードを大きく広げられてしまう。それでも最後まで果敢にゴールを目 指し走り続ける西武台は、後半アディショナルタイムに FW9竹内が自ら倒されて獲得した PK を決めて一矢報いた。今大会、縦に速くボールを出して速攻で崩していく攻撃を志向す る中で、キープレーヤーとなったのが FW9竹内と左 SH11鈴木洸であった。9竹内は抜群 のスピードと相手 DF ラインの裏を突く動きが持ち味であり、得点を挙げたり、チャンスメ イクしたりと攻撃をけん引した。11鈴木洸は推進力のあるドリブルとタイミングの良い裏へ の抜け出しが魅力のサイドアタッカーであり、準決勝で貴重な先制点をマークするなどチー ムの勝利に貢献した。守備においては、決勝こそ5失点を喫したが、ゲームキャプテン CB5 谷口が中心となって DF ラインを統率し、コンパクトなブロックを構築しながら強度の高い 守備で相手の攻撃に対応した。また、前線の選手が献身的な守備でパスコースを限定し、前 向きな状態からボールを奪い、カウンター攻撃を発動するなど「良い守備から良い攻撃へ」 とつながるシーンも見られた。3回戦と準決勝のPK戦においては、守護神 GK1松田が1 87cmの長身を生かし、好セーブを連発し勝利の立役者となった。今季のプリンスリーグ 関東 2 部では苦戦を強いられ、なかなか調子が上がり切らないチーム状況で迎えた今大会で あったが、インテンシティの高い試合を勝ち抜いていく中で、選手たちがより一層たくまし く成長し、チームとしての成熟度が高まっていった。結果として準優勝という成績を残した ことは、今後のリーグ戦や高体連の大会にも良い影響を与えていくことであろう。
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