この2冊の問題集は7回ずつ繰り返したと思う。それと過去問ランドの一日100問はそのまま続けていたので正答率は9割程度になっていた。テキストを読み込むということはしないまでも、それなりに勉強をしたという手ごたえをもって試験に臨むことが出来た。しかし、結果は社一の選択式であと一点足らずという結果に終わった。やはり過去問や問題集には出てこない内容で対応し切れずに終わった。残念ながら珍しく選択式での救済も無かった。大原の講師が言っていた選択式の一点を取りに行くための勉強が必要ということか。
 さて、ここまで来たら後に引くわけにも行かない。という思いが沸いてきてついに7度目の挑戦へと続くのだが、Xなどを見てみると10回目で合格という人も珍しくない試験の様だ。恐らく勉強に専念できる学生さんとか、初めから予備校に通ってしっかりと対策して試験に臨む人なら一発合格か2~3回で合格出来るのだろう。私と同じ様にこの試験の本当の難しさに気付くまでに時間が掛かり、軽い気持ちで受験を始めた人は無駄に回数を重ねることになってしまうということだと思う。そもそも合格率が10%にも満たない資格だということを全く理解しないまま数年の日々を過ごしてしまったことになる。そんな受験生がきっと多いのではないかと思いを巡らせてみた。


 いかに時間とお金を掛けずに社労士試験に合格するか?その時でも試験一か月前と時間が取れる土日以外は、ほぼ往復の通勤時間(往復約2時間)程度しか勉強しておらず、基本的に日曜日は地元のサッカー少年団でコーチをしていた。平日は仕事、休日はサッカー、いつ勉強するんだ?という感じで進めてきたのだが、そのスタンスを変えるつもりはなかった。
 正直なところ社労士試験に合格しなければならないという決定的な理由がなく、会社での発言力を確保したいという若干不純な動機とも言えるため、合格のために全てを掛けるみたいな感じで取り組むことにはならなかった。
 そうは言っても既に受験回数は5回。このままのスタンスで続けても合格は遠いとしか思えない。そんな時にyoutubeの動画で「この一冊だけ13回繰返して合格しました」というのを見つけた。ところがその一冊というテキストは既に廃版とのこと。他にそれに該当しそうなテキストはないか?と探している時にTACの「社労士の教科書」というテキストを見つけた。自分の苦手な辞書のような分厚いテキストだが、その横に「合格のつぼ」という問題集があり選択式と択一式両方の問題集がある。6回目の受験はこの3冊に掛けると決めて早速購入し問題集を始めた。「社労士の教科書」は読むのではなく不明点の確認用として使い、メインは2冊の問題集を解くことに集中した。


 社労士24で12万も出費してしまったため、次回受験にあたっては大原のテキスト教材のみを購入して勉強することとした。しかし、そもそもテキストを読み込むということが苦手な自分にとっては、社労士24の動画を視聴するという勉強がいかに自分に合った勉強法だったか、ということを改めて知らされることになる。
 結局5回目の試験にあたってはテキストを読んだのは通して一回程度でほとんどの時間は問題集や過去問解きに当てることになった。その中でも過去問ランドについては毎日100問を目標として正答率を上げることに集中して試験直前の一か月ぐらいは毎日ほぼ85%以上の正答率を保っていたと思う。
 だがしかしテキストを読んでいないことのデメリットは大きく、過去問に出題されていない問題には全く対応できず選択式、択一式ともに基準点割れとなってしまった。


 合格するには覚悟を決めて予備校を利用するしかないのか?そんな考えから大原のサイトを眺めてみると経験者合格コースで24万円とか書いてある。とにかく時間とお金を出来るだけ掛けずに合格したいと思っていたのだが、そんな時に「社労士24」というものを見つけた。「直前対策」という教材と合わせて12万程度になるが、自分の勉強スタイルには最も近いのではないかとの思いで思い切って利用することにした。他の予備校などでも20万円切るようなコースが見当たらない様なので、これにかけてみることにした。
 するとこの年の2月にコロナ感染が発覚して世の中は何もかも自粛ムードになってしまい試験の実施も危ぶまれたが、社会保険労務士は会場を広くして実施され私は国際フォーラムで受験することとなった。
 結果はあと一点足らずで不合格となった。労一で2点救済があったにもかかわらず1点しか取れず実に悔しい不合格となった。
 しかし、択一式は合格基準点をクリア出来たということで合格というものがようやく現実のものとして見えて来たのである。


 三回目の受験をするのか?しないのか?そこからの選択に迫られることになった。社内で信用されないということに対する反発心だけが試験合格に対するモチベーションだったのだろうが、それは私の内心では意外と大きなものだった。それでもとにかくなるべくお金は掛けたくないというところでサブスク方式の山川社労士予備校に申し込むことにした。
 さて、労働基準法の教材が届いたのだが・・・労働基準法だけでこれだけの量があるのか・・・。結局テキストについてはあっという間に消化不良を起こして付属の問題集を解きながらテキストは辞書替わりとして問題集の中で不明な内容を確認するための参考書として見るという程度で終わってしまった。とにかく全体的な教材の量に圧倒されてしまって勉強段階で撃沈。試験の結果も散々なものだった。通勤時間だけの勉強ではどうにも限界があり合格は難しいものと認識せざるを得なかった。